駅係員のお仕事

お客様と接する機会が多く、神戸電鉄の顔とも言える駅係員のお仕事です。お客様へのご案内や、駅運営に関わる業務を担っています。神戸の交通を支える誇りを胸に、お客様に喜んでいただける対応を心がけています。ここでは、駅係員の働き方や、キャリアステップ、お仕事の特徴をご紹介します。
お仕事内容
駅係員として、駅窓口やホームでお客様をご案内する業務から、売上管理などの事務作業まで幅広い業務を担当しています。お客様に駅や電車を安全・安心・快適にご利用いただくために、さまざまな面から駅の運営を支えています。
推しポイント
お客様から「いつもありがとう」とお声がけいただく機会が多く、お客様のお役に立てている実感を得られます。地域に密着する企業として、当社をご利用いただくお一人おひとりに寄り添う気持ちを大切にすると、より多くのやりがいにつながります。
大変なところ
駅係員は、お客様対応だけでなく多くの事務作業もこなしています。たとえば、売り上げを計算中にお客様からお問い合わせがあった場合は、作業を中断してお客様対応にあたります。ミスにつながらないように、メモを残したり書類が混ざらないようにしたり、確実に作業できる進め方を身につける必要がある仕事です。
1日の流れ(一例です)

出勤報告
心身状態を上司に申告し、勤務開始です。このとき、上司から電車の運行に関わる注意事項や連絡事項の共有があります。

業務引き継ぎ
出勤報告後、前日出番の駅係員から業務内容の引き継ぎを受けます。また、当日出番のスタッフ同士で業務内容の打ち合せも行います。

売上管理業務
自動券売機や自動精算機の売上金を回収・計算し、過不足がないことを確認します。

売上報告業務
自動券売機や自動精算機の売上を確認した後、報告書を作成して営業部署に報告します。

窓口対応
駅窓口にてお客様の対応をします。主に、乗り換えや駅周辺情報のご案内、運賃や発着時刻のご案内、お忘れ物の対応を行います。

駅務機器対応
改札に切符が詰まったときや、自動券売機でトラブルが発生した場合、迅速に対応します。

改札対応
夕方の通勤・通学時間帯で混みあうため、改札をスムーズに通っていただけるようにご案内や挨拶をします。朝のラッシュ時も同様に行います。

遠隔操作対応
駅係員が無配置の駅をご利用のお客様に対しては、遠隔装置を操作して対応します。電車の遅延発生時は、遠隔でアナウンスも行います。

列車監視・仮眠
ホーム・線路上の安全確認を行います。最終電車を見送り業務を終了した後、駅にある宿泊施設で仮眠をとります。

起床・駅巡回・清掃業務
身支度を整え、業務開始です。係員無配置駅の定期巡回をしてホームやコンコースの日常点検や清掃を行います。

ホームでの対応
車いすをご利用のお客様の対応時は、安心してご利用いただくためにスロープを使用した介助を行います。

退勤報告
出勤した当日出番の駅係員に、引き継ぎ事項を伝えます。勤務時間終了後、上司に勤務状況の報告を行い退勤します。お疲れ様でした。
1ヶ月のスケジュール
勤務体系は、朝9時に出勤して翌朝9時に退勤する24時間2交替勤務(仮眠・休憩あり)が基本です。出勤日(宿泊を伴う出番)と退勤日(非番)を2回繰り返し、2日間の休日に入ります。退勤時刻の朝9時から翌朝9時の出勤までの間は非番なので、実質休みになります。ここでは、1ヶ月を通した勤務スケジュールの一例をご紹介します。
例:4日間出勤 2日間休日

※こちらのシフト例はあくまでも一例です。
キャリアステップ
運輸職のキャリアステップをご紹介します。駅係員からスタート、運転士登用試験に合格後、社内で養成教育を受けて運転士を目指します。スキルを磨き経験を積むことで、運転士から助役や駅長などのさらなる上位職へのキャリアアップも可能です。
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駅係員
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運転士
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助役
乗務助役
営業助役 -
副駅長
副長 -
駅長
係長
※勤務成績によっては係長や管理職へのステップアップもあります。
※現場だけでなく管理部門への異動の可能性もあります。
取材日:2024年3月